2030年のSDGs達成に向け、福井県の優れた取組を行っている企業・団体等を表彰する「福井 SDGs AWARDS 2021」のファイナリストに選出され、「越前市賞」を受賞致しました。
本アワードでは一般社団法人Compathの以下の取組みが評価されました。
①福井県発祥の新スポーツイベント「アングリングCAMP」の開発・運営
新型コロナウイルスの影響に伴い、空前の釣りやキャンプブームが全国で起きており、これにあわせて死亡事故やケガ、住民トラブル、環境破壊、山火事など様々な問題が発生している。
これらの多くは、自然の中でのアクティビティに関するルールやマナーの無知から起きることも少なくない。親から継承されてきた自然を対象とした様々な遊びが、核家族化の進行による社会背景の変化に伴い、継承されにくい時代となってきている。その為、自然の中で遊ぶ際のルールやマナーを知らない親世代や子どもが増加しており、自然破壊、観光公害への対策も視野に含めた「自然学習教育プログラム」が求められている。
こうした課題を解決するために、釣りとキャンプを融合した新しいスポーツを開発し、正しい自然での遊び方の普及に努めている点。実施の際には障がい児者も参加できるように会場の選定した点。アングリング(釣り)に関しては、海ゴミを会場で目にすることができるため、“使うこと”と“守ること”の両方を大切にする気持ちを育める点。キャンプに関しては、福井県森林組合から福井県産杉で作った薪やスウェーデントーチを提供してもらい、木育や火育の要素を交えて実施した点が高く評価された。
②ふくいユニバーサルツーリズムアワード2021の実施
福井県内において様々なお出かけスポットのユニバーサルデザイン化が求められている中で、そうした社会の動きを加速させていく為に実施すること自体が高く評価できる。また、今後は老健施設などの施設側からのエントリーも幅広く集めることで、より社会参画が推進されると思うので、そうした点を取り組んでいくことが望ましいとご意見をいただけました。
③東尋坊地質と恐竜のガイドツアーの開発・運営
優しい観光地の受け入れ環境整備の為に、ユニバーサルデザインの視点を入れた地質学や恐竜学といった学習的要素をうまくガイドツアープログラムに落とし込みしている点が高く評価された。世界的に見ても数少ないスケール感の柱状節理群としての魅力や価値、長年、東尋坊として抱えていた課題を解決する重要一手になることが期待できる。とのご意見をいただけました。
<関係者の皆様へのお礼>
本アワードに参加するにあたり、多くの方のご支援・お力添えがあったからこそ、ここまで来ることが出来たと、心より感謝申し上げます。今後も活動していく中で、様々な困難や壁が出て来るかもしれませんが、都度、力を合わせ、必要に応じて考えを改め、ブラッシュアップし、より良い地域になるよう微力ではございますが貢献できればと思っておりますので、引き続き当団体を宜しくお願い申し上げます。